僕と君と時々サッカー
グラウンドに戻った俺らはキャプテンを中心にミニゲームを始めた。
全員真剣だ。
さっきのミーティングで気持ちが高まったのだろう。
いつもより更に良い雰囲気で練習することができた。
軽い練習を終え、時間は17時。
帰る準備をするために部室へ戻ろうとしていた。
「爽馬さん!」
その時、後ろから呼ばれた男の声
振り返ると後輩の馬場春樹がいた。
2年だが1年から試合に出ていて元ジュニアユース出身。
こいつは万能MFでボランチを勤めている。
こいつがいないと中盤は務まらない絶対的存在。
俺らが抜けた後、次 市立橘が注目される人物は間違いなく春樹だ。
「どした?」
俺は春樹に問いかけた。
春樹は真剣な顔で俺に言ってきた。
「絶対勝ち抜いて全国行きましょう。
爽馬さん達と練習できるのも残りわずかですし
俺ら2年もやる気しかありません!」
この激戦区の中、勝ち抜く厳しさを痛感しているのだろう。
どこが全国に行ってもわからない。
俺らの県はある意味外れだ。
だがそこで勝ち抜いてきたらきっと更に強くなれるだろう。
3年だけがやる気あっても後輩がついていかなければ良いチームは作れない。
だからこそそう言ってきてくれた後輩の春樹は俺らにとって凄いモチベーションになった。
「ありがとう春樹。
俺はお前をすごく頼りにしている。
2年の応援も素晴らしいよ。
絶対全国いこうな。ありがとう。」
笑顔で走り去って行く春樹を見ながら俺はいつになく責任感を感じていた。
後輩の為に、自分たちの為に、
絶対全国へ行こう。
そう考えながら着替えた。
全員真剣だ。
さっきのミーティングで気持ちが高まったのだろう。
いつもより更に良い雰囲気で練習することができた。
軽い練習を終え、時間は17時。
帰る準備をするために部室へ戻ろうとしていた。
「爽馬さん!」
その時、後ろから呼ばれた男の声
振り返ると後輩の馬場春樹がいた。
2年だが1年から試合に出ていて元ジュニアユース出身。
こいつは万能MFでボランチを勤めている。
こいつがいないと中盤は務まらない絶対的存在。
俺らが抜けた後、次 市立橘が注目される人物は間違いなく春樹だ。
「どした?」
俺は春樹に問いかけた。
春樹は真剣な顔で俺に言ってきた。
「絶対勝ち抜いて全国行きましょう。
爽馬さん達と練習できるのも残りわずかですし
俺ら2年もやる気しかありません!」
この激戦区の中、勝ち抜く厳しさを痛感しているのだろう。
どこが全国に行ってもわからない。
俺らの県はある意味外れだ。
だがそこで勝ち抜いてきたらきっと更に強くなれるだろう。
3年だけがやる気あっても後輩がついていかなければ良いチームは作れない。
だからこそそう言ってきてくれた後輩の春樹は俺らにとって凄いモチベーションになった。
「ありがとう春樹。
俺はお前をすごく頼りにしている。
2年の応援も素晴らしいよ。
絶対全国いこうな。ありがとう。」
笑顔で走り去って行く春樹を見ながら俺はいつになく責任感を感じていた。
後輩の為に、自分たちの為に、
絶対全国へ行こう。
そう考えながら着替えた。