僕と君と時々サッカー
「じゃー爽やかさん♪
お前はいまから女でしょ?」
水輝が冷やかしてきた。
「え、まじ?ww
ちょっとそれ詳しくなんですけど」
桔平も混ざってきた。
「あのねー。
そーゆー言い方やめてもらっていいっすか?
俺は真剣なの。しかもくそ緊張してんの」
思い出した。
サッカーのことでいっぱいになっていたけど
今日は会う日だ。ってゆーか俺から誘ったんだ。
「はいはい、行ってらっしゃい。
その辺のバカ女には気をつけろよー
プロ内定の爽やかくんが女の子とデート♪
なんてすぐ広まるからね」
「わかってるわ!
爽やかくんってやめろ!
じゃ、俺急ぐから」
水輝と桔平の会話を裂いて俺は校門をあとにした。
「真帆みたいなのに掴まんないといーけどね」
桔平がボソッとつぶやいていたが俺は聞こえない。
18時までの約束!
ダッシュで駅まで向かった。
歩いてる途中、携帯を見ると椎名さんから来ていた。
「ごめん( ; ; )
長引いちゃって15分くらい遅れちゃうかも( ; ; )」
との事だった。
なるほどね。じゃー俺が城西まで行くわ。
定期範囲内だし。
俺はそっこうLINEを返した。
「大丈夫^ ^
俺もう終わったし駅だし暇だから
城西まで行くわ!そしたら多分同じ時間になるかな」
と返す。
「ええええええ〜申し訳ないよ( ; ; )
でもありがとうね(⌒▽⌒)♪」
椎名さんからはこう来ていた。
城西高校は練習試合で何回かいったことあるし
場所はマスターしている。
よし、いこう。
俺は来た電車に乗り込んだ。
ワクワク感と緊張感で一駅がものすごくながく感じた