僕と君と時々サッカー
「え、爽馬?」
俺は振り返った。
そこに立っていたのは中学のとき同じクラブチームだった五十嵐秀人だった。
「あ、しゅーとじゃん❤️」
俺は中学の頃から秀人とサッカーをこなしてきた。
高校は別々に分かれ俺は橘、秀人は県ベスト8の城西に進んだ。
俺がプロに決まった時1番に連絡してくれたのが秀人だった。
「なんかサッカー部のやつらが部室まできて森重いる!って騒いでるからまさかw
って思ったら本当にいたわ(笑)
なにしてんの?」
秀人は興味有り気に聞いてくる
「いやーちょっとね…w」
すると秀人は耳元でボソッと
「もしかしてうちの高校に彼女でもいんの?」
そうニヤニヤ聞いてきた。
「ばかやろーちげーわ」
俺はびっくりしながら答えた、
いくらなんでもまだ秀人には言えねーよ。
「なんだー。
お前も気をつけろよー有名なんだから」
秀人はそう言ってまた会おうぜ!と言い
帰って行った。
俺は秀人に手を振りながら場所を変え近くの公園で待っていた。