僕と君と時々サッカー

俺らの喜びの反面、相手は悔しさをにじませていた。

それもそうだ。

去年の準優勝校がベスト8でコケるほど悔しいものはない。

試合後、敗戦校のキャプテンが俺に話しかけてした。

「森重、お前本当にうまかった。
本当にオーラがあった。
俺らの分まで絶対に全国に行ってくれ。頼む」

涙をぬぐいながら俺に話しかけてきた。

十分相手もキラキラかっこよかった。

俺らはそのまま着替えバスに乗り込み

各家へと戻った。

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