僕と君と時々サッカー

知らない制服の女の子

ふわふわしたロングヘア

ぱっちりした目にはナチュラルメイク

なんだか知らないがオーラを感じた

「あんな可愛い女の子、俺、初めて見たかも」

ドキドキしていた。

俺がボーッと眺めていると

パチッとめがあった

びっくりした俺はすぐに目をそらし

携帯をいじっているふりをする。

「やばい。ちょー可愛い。。」

もう一度見ようか、どうしようか

そう考えていたとき

「おはよ。」

と俺の横で声をかけてきた男がいた。

「あらやだ。相模くんじゃない。」

「お姉言葉の意味なんだけど。
3年になってもよろしく頼むわ
あ、プロ内定おめでとう。」

話しかけてきた男は「相模優樹」

俺らの因縁のライバル校のキャプテン

ずっとライバル。

だけどこーやって俺の内定を

言葉にして祝ってくれる

良いやつなんだけどね。

「ありがと。お前も今年勝負だよな。
お互いがんばろや。」

「おー。じゃな〜」

こんな会話んしているだけで

2駅進んだ。

俺の目の前にいた女の子を見ると

もうそこにはいなかった。

「あの相模のやろー」

俺はショックを癒せないまま

自分が降りる駅に到着し

学校まで歩いた。

なぜだかわからないけど

また会いたいな〜なんておもいながら

少し冷たい風を感じながら

俺は歩いた。


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