私の天然彼氏
「ご、ごめんね?

今日はちょっと遅くなっちゃって。

あ!これお弁当!これ持って教室行って?」


「そっか。うん、分かった。

あ、そうだ。」


すると何かを思い出したように私の手を握り、


「SHR終わったら屋上ね?」


にこっと笑いながら言う悠。


「でも、1時間目体育だし!」


「ダメなの?」


くっ…またっ…!


小首を傾げて見つめる悠に負けてしまった。


「わ、分かった…」


うぅ、情けないっ!
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