私の天然彼氏
俺も靴を履き替えまずは自分の教室へ。


ードサッ


うっ………重い。


「重いよ、琉偉」


「おはよ〜はるかぁ〜」


俺の背中に飛び乗ってきたのは彼。


大塚琉偉(オオツカ ルイ)。


「はる君、今日の宿題やってきた?」


「宿題?あぁ、数学?

やったよ。もしかして琉偉今日当たるの?」


今だに俺にくっつく琉偉。


「はるちゃ〜ん、貸して?」


「この前も貸したよ琉偉。

あ、じゃあ朝ご飯で許してあげる」


「朝ご飯?!悠の好きなクリームパンでいい?!」


「うん、いいよ」


「よっしゃ!今すぐ購買で買ってくる!

絶対だぞ?行ってくる〜!」


琉偉はそう言って走って行ってしまった。
< 26 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop