私の天然彼氏
「あれ?雛下さんも居たの〜?

お疲れ様。」


悠に話しかけた時とは全然違う。


「お疲れ様です。」


さっきから猫撫で声で話す女。


悠と同じ年の他校の菜々(ナナ)さん。


もろ悠を狙ってる感じ。


私が彼女だって知ってるけどお構いなし。


香水の匂いがキツイし、化粧は濃いし。


私は苦手なタイプ。


悠もほぼスルーしてるし。


「悠、そろそろ行こう?混んできたし!」


「うん」


私は香水の匂いがキツくて部屋にいたくなく悠を連れてスタッフルームを出た。
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