私の天然彼氏
私を助けてくれたのは…


「理央先輩!」


そう、バイトの私より二つ上の男の先輩。


身長も高く、髪はこげ茶で爽やか系の先輩だ。


「それではお客様、ご注文が決まりましたら、"私"をお呼びください。」


そして理央先輩はこっそり、行こうと言って私は戻った。


「すいません、理央先輩。助かりました。

本当ならあれくらい対応出来なきゃいけないのに…」


「いいよ。困ってる時はお互い様だろ?

俺ももうちょっと早く行けたら良かったんだけどね。」


にこっと笑った理央先輩は頭をぽんっと撫でたくれた。


「それだけで十分です!

ほんと、ありがとうございます!

じゃ、私オーダー聞いてきますね!」


私は小走りでお客様に駆け寄って行った。
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