私の天然彼氏
帰ったお客様のテーブルを片付けていると、


「あさひ、大丈夫だった?」


悠が心配そうに駆け寄ってきた。


「ん?あ、あぁさっきの?

大丈夫だったよ!」


「俺が助けられたら良かったんだけど…」


悠も一緒に片付けてくれた。


「いいよいいよ!

理央先輩に助けてもらったし!

悠忙しそうだったし!

そんな気にしないで、ね?」


「…うん…」


この時、私は悠の気持ちを分かってあげられなかった。
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