可愛くない彼女,
6.遠い距離


トイレに行って、

目の充血を治して


教室に戻るころには
もう、すでにひーちゃんたちは学校についてた。



「おはよっ。」


「ほたーっ、おはよっ!」


そういって、あたしの手をぐいぐい引っ張って

ひーちゃんは、トイレに連れて行った



「どしたの?」



「はぁはぁ・・、ほ・・ほたさ・・

別れたの・・・?」



「うん、別れたっていうか・・

一方的に「ばいばい」っていったんだ」



「なんで?

なんでそんなことしたのよ」



「んー。最初から好きじゃなかったし・・・」



「嘘。正直になればいいよ?」




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