可愛くない彼女,


ひーちゃんの言葉を聞いたら・・・




全部、全部吐き出したくなった。




「あたし、恭夜のこと思ったより大好きになっちゃったの・・・


でも、恭夜に「好き」って伝えられないし


いちいち泣いちゃう。


何も出来ないただの馬鹿なんだよ。



恭夜、遊園地で違う人見て頬真っ赤になってた・・・。

多分・・・、好きな人だと思う。

好きな人がいたんじゃないかな。

だから・・・あたしに縛られてるなんてかわいそう・・だし、
あたし迷惑でしょ?・・・


だから、さよならって言ったの。



恭夜を独り占めしたいって思っちゃったんだよ?


もう、あたしダメだよ。
あたしが我慢すれば、綺麗に回るから・・・。


だから、我慢する。」




ひーちゃんは無言であたしの頭をなでてくれた。




それから

2人で泣いた。
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