可愛くない彼女,
──会場に行く途中・・
ちょうど矢野君に会った。
「お、蛍瑠。一緒に行くか?」
「うん。」
─・・・
「お前さ、雰囲気変わったんじゃねぇ?」
「そう?」
「最近、男子とちゃんと目あわせるようになったよなー
それに明るくなった。」
「アハハッ。そうかな」
「そうだと思う。
何かあった?」
何もないよ。
ただ
''心から明るいわけじゃない。''
そういいたいところを押し殺して
カラオケ店に入った。