可愛くない彼女,

翌朝、まだ気持ちはスッキリしてないのに・・・



天気は、雨。


「やる気・・でない。」



ノロノロ制服に着替えて


ノロノロ歯磨きをして


ノロノロ朝食をとって


ノロノロ家を出た。




1人さびしく登校しながら



まだ


昨日のアレが忘れられない。





いやな意味で、っていうのもあるけど・・・



すごくうれしかった。





恭夜があたしを見ててくれたのは・・・うれしかった。

でも・・



思い過ごしかもしれない。
考えすぎかもしれない。


そう思うといつも、現実否認してしまう。



’’馬鹿みたい’’そんな風に思ってる自分が一番馬鹿なのを知ってて・・・。








── あと、ひとつ気になったのは・・・



恭夜が「姫」と呼ばなかったこと。
< 84 / 112 >

この作品をシェア

pagetop