可愛くない彼女,
翌朝、まだ気持ちはスッキリしてないのに・・・
天気は、雨。
「やる気・・でない。」
ノロノロ制服に着替えて
ノロノロ歯磨きをして
ノロノロ朝食をとって
ノロノロ家を出た。
1人さびしく登校しながら
まだ
昨日のアレが忘れられない。
いやな意味で、っていうのもあるけど・・・
すごくうれしかった。
恭夜があたしを見ててくれたのは・・・うれしかった。
でも・・
思い過ごしかもしれない。
考えすぎかもしれない。
そう思うといつも、現実否認してしまう。
’’馬鹿みたい’’そんな風に思ってる自分が一番馬鹿なのを知ってて・・・。
── あと、ひとつ気になったのは・・・
恭夜が「姫」と呼ばなかったこと。