ずっと、君だけを。
1章

女子高生モデル、Rin






「Rinちゃんいいねー!次は目線外してみてー!」





元気なカメラマンさんの指示通り、私はカメラから視線を逸らし斜め上を見上げる。



適度にやった行動でも彼には満足だったらしく、ナイスだよ、なんて言葉と共にフラッシュ。


あ、今変な顔してたのに。



私が写真を撮られてる理由は簡単。モデルだから。

自分で言うのもあれだけど、結構有名になってきたと思う。



―――モデルの『Rin』。

それは1年前からモデルを始めたのにも関わらず、恵まれた容姿とモデルになるために生まれてきた様な才能を兼ね備えている日本トップクラスのモデル。


最近ではバラエティーや女優業もこなす実力派。

もちろん、世界規模のファッションショーにだって引っ張りだこ。

そんな彼女を知らない者など日本にはいないだろうとまで言われている。


これがモデルのRin。







< 2 / 4 >

この作品をシェア

pagetop