隣の席の姫野くん。
秀平は意地悪く笑うと、だよなぁ~と言って食べ始めた。
こいつほんっと性格わりぃな。
橋田もこいつのどこがいいんだか。
橋田をみると、隣にはもちろん川瀬
がいなかった。
「しゅーへー。川瀬は~?」
「文実。演劇じゃねぇ方実行委員だろ」
いや、俺いなかったから知らねぇし。
でも川瀬仕切るのうまいから適任だな。
「…なにも起きなきゃいいけどな」
秀平がぼそっとそう言ったけど、なんのことかわかんねぇし、聞くのもめんどくせぇから聞かないことにした。