隣の席の姫野くん。
それから約30分後
私は泣きながら
[文実責任は取ります]
とだけ連絡した
既読はクラスの人数から三人分足りなくて、それはたぶん今日が塾の山下くんとのんちゃん、そして演劇練習中の姫野だと思う。
3人はまだ私を疑ったりなんかしてないと言う安心感と、これを見たらどう思うのかってゆう不安。
そしてこの三人以外は私を犯人だと思っているという絶望感が私を襲う。
考えれば考えるほど涙が出てきた。
もくもくと作業し時計を見ると短い針は8を指していた。
破かれて使えない装飾品は捨てて、新しいものを一から作ろうとしたのに
「捨てれない…」
装飾品作りの人たちが真剣に作っていたのを思い出すと、簡単には捨てられなかった。
結局壊れたものははじっこに置いとくことに。