隣の席の姫野くん。



自分の部屋に戻るのになぜか気をつかって、少し下で時間を潰してから上に上がった。


「橋田は来てくれるって?」



俺がそう聞くと秀平は、真顔に見える不機嫌な顔で



「来るってさ。」



それだけ言った。



よし!それさえわかればいいんだ。



秀平と橋田がいる。


それだけで本当に心強い。



精神的な意味でも…物理的な意味でも。




これを言ったら橋田に殴られるだろうな



それからすぐ帰れるにも関わらず、秀平は俺の部屋に泊まっていった。



秀平に俺が何をしたいか言ってもよかったんだけど、同じことをもう一度橋田に伝えるのは面倒だからまた明日。




それを言ったら秀平に怒られたけど。






< 131 / 300 >

この作品をシェア

pagetop