隣の席の姫野くん。
自分の部屋に戻るのになぜか気をつかって、少し下で時間を潰してから上に上がった。
「橋田は来てくれるって?」
俺がそう聞くと秀平は、真顔に見える不機嫌な顔で
「来るってさ。」
それだけ言った。
よし!それさえわかればいいんだ。
秀平と橋田がいる。
それだけで本当に心強い。
精神的な意味でも…物理的な意味でも。
これを言ったら橋田に殴られるだろうな
それからすぐ帰れるにも関わらず、秀平は俺の部屋に泊まっていった。
秀平に俺が何をしたいか言ってもよかったんだけど、同じことをもう一度橋田に伝えるのは面倒だからまた明日。
それを言ったら秀平に怒られたけど。