隣の席の姫野くん。
「お二人ともお疲れさまでーす」
秀平の部屋に入りながらそう言う。
「お疲れ。姫野のくせに早かったわね」
どこの女王さまですか橋田さん。
橋田は足を組みながら、秀平のベットに座っていた。
一方の秀平は、橋田から微妙に離れたところに座っていた。
なんなんだ。この気まずい感じ。
「お前なんで窓から入って来ねぇの?」
秀平は不思議そうに聞いてきた。
俺的にはこの雰囲気のが不思議なんですけどね…
「家の鍵開けるのめんどくさくて~。帰りは窓から帰るよ」
俺がそう言うとあっそと返ってきた。
「…窓からって?」
橋田は訳がわからないと言った顔で、俺と秀平を見ていた。
「それはあとから秀平に説明してもらって~」
今日は違う目的があるんでね
秀平は俺の言葉に目を丸くしていて
橋田は顔を赤くしていた。
…ほんと付き合えお前ら。