隣の席の姫野くん。
自分じゃどうしようもなくなった私はとりあえずトイレに走った。
「…赤くなってる」
鏡を見てため息。
泣いたから目は真っ赤に充血していた。
何度目薬をさしても治らなくて、またため息。
そういえば、ため息つくと幸せが逃げるって言うよなー。
今幸せ2つ逃げた…
3度目のため息をつこうとした時
ブブブッブブブッ
制服のポケットからバイブ音。
鏡の中の私は、私を恨めしそうに見ながら携帯を出して
「あ!」
画面をみた瞬間目を見開いた