隣の席の姫野くん。
12時の魔法
12時に魔法がとける
そう言われたはずなのに
12時にかけられた魔法は
永遠に続くようで
いや、続いてほしくて
そう思う自分は愚かだけれど
あなたのそばにいたい。
やっと、気付けた。
やっと、やっと。
私は12時に魔法にかけられたのかしら。
それとも、魔法がさめたのかしら。
どちらにせよ、今私のとなりには。
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