隣の席の姫野くん。

『私も姫野が好きだよ！やっぱ隣は姫野じゃなきゃやだよお！私が好きなくせに離れていくなバカ～！』


最後の方は何言ってるのか自分でもわからなかて、ただどうしようもなく涙が出てきた。


『やっぱなし、とか言うなよ。』



姫野は少し調子に乗ったように笑った。



『隣の席のやつって呼んで自分から来るとか、どんだけ自信過剰なわけ？俺のとなりは川瀬以外ありえねえんだけど？』


そして、姫野の腕にすりよってる笹野さんに冷たく言いはなった。



『じ、自信過剰って…昂の隣は私でしょ！？川瀬さんじゃないじゃない！』



『いや、笹野の隣は俺だから』


そこで出てきたのはなぜか山下くん。



って、あれ？


なんで山下くんが…？