隣の席の姫野くん。




「お前だって橋田の声聞けば会いたいって思うし、会えば触れたいって思うだろ。」



真顔だった秀平がどんどん顔を赤くする。



「おまっ!橋田さんに聞こえたらどーすんだよ!」


そーゆーことかよ…


変態な自分を必死に隠してるってわけね


「昂!」


このみと橋田が俺たちのところに来た。



秀平は赤い顔を庇うように、うつむいていた。



「今日のんちゃんと遊んで帰るから!」



「…このみ。帰ったら何するんだっけ?」



「昂に連絡する!」



「よし!分かってるなら行ってこい!」



「え?なに?今のって姫野が決めたの?」



眉間にシワをよせて橋田が俺を睨む。



「きっっっっも!」




…望さん。そんなにためなくても…



















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