隣の席の姫野くん。
「お、おう」
ほら、いつも通りの真顔。
「とりあえず1日中二人はハードルたけぇから、夜になるまでは四人で遊ぶか~」
俺の提案に秀平はこくこくと頷く。
「そっちの方が橋田も喜ぶだろうしな…」
それはどうだかわかんねえけどな。
「とりあえず、明日二人に話すか。遊ぶのは次の土曜あたりでいーだろ」
「あぁ。たしかその日は橋田も塾ないはずだし、特に予定は聞いてない」
「土曜だめだったら、金曜か日曜で。」
ざっくりとしたことは俺らで決めて、あとは二人に確認するだけ。
「昂。緊張してねれねえ。」
窓から帰れる秀平くんはいつも通り帰らず、なぜか俺のベットで寝ようとしている。
「んじゃ俺にベットよこせよ」
「いやだ」
そんな会話をしながら俺らは眠りについた。