隣の席の姫野くん。



秀平、どうしたんだ?



急に止まった秀平の顔を見ると、真っ赤になっていた。



「…え?秀平くーん?」


俺の声すら聞こえてないらしい。


生きているのか心配になるほどピタリと止まってしまっている。



秀平をこんなふうに出来る奴と言えば…



「のんちゃーん?おーい?」


このみの声がする方に目を向けると



「ぶふふ」



笑ってしまうくらい顔を真っ赤にした橋田がいた。



「し、秀平くん。ののの望って呼んでくれてありがとう」



顔を真っ赤にして伏し目がちにそう言った橋田。


あれだな、やばい。



別に橋田のこと好きじゃない俺が見ても、これはやばい。



可愛いっつーか、エロいっつーか。



それなのに、秀平くんは我慢できるのか?



そう考えた瞬間




「きゃっ」



気付いたときには秀平が橋田を抱き締めていた。


「せっかく人が我慢してんのに煽んなって」



「秀平くんっ…」




まるで少女漫画のような会話をしている二人。




まぁ、これで一応秀平の悩みも解決?



楽しい泊まりができる!!!!!














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