隣の席の姫野くん。






もう考えるの疲れた



したいならすればいいじゃない!!!!



私は楽しそうにしている昂の服の裾を引っ張った




「ん?」


昂は私の目線に合わせようと屈んでくれる



「どした?」



優しく微笑みながらそう私に聞いてくる昂



…可愛い奴だな。





私は昂の唇に自分の唇を押し当てた。



「…ん!」



そうしたら聞こえてきた小さな声。




男はこれが聞きたくて不意打ちでキスするのか?ってくらい可愛い声だった。



「こ、このみ~」




唇を離し、ふと上を見上げると顔を真っ赤にして唇を押さえる昂がいた。




「おま、不意打ちはだめだろ」




そんなことを言いながら幸せそうに目を細めている。




こんな顔にしてあげれるならもっと早くキスすればよかった。



「今すぐ家に連れて帰りてぇ…」



そのあとは横でそんなことをぶつぶつ言ってる昂とのんちゃんと山下くんのところへ向かった。








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