隣の席の姫野くん。



ガラッ



「おーっす」



教室に入るとわりと見慣れた顔ばかりで安心した。



…アイツはまだ来てないんだな



秀平はまだにやにやしている。



後で一発殴ってやろっと



そんなことを考えながら、俺は地味に緊張していた。



だってよ、春休み会ってねぇんだよ?


2週間ぶりとか緊張すんだろ!


アイツ、俺のこと覚えてるかな…


覚えてるよな!



もはやありえないことまで不安になってくる














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