隣の席の姫野くん。
「あ、ねえ。私掲示板見てないんだけど、他に誰が同じクラスなの?」
ふと思ったことをのんちゃんに聞こうと、少し下をみた。
人と話すときは相手の目を見ないと気がすまない私。
私とのんちゃんの身長差は15センチはある
そのせいで少し下を見ないと目が合わないんだ
のんちゃんは上目遣いで私を見ながら小さい手を出して数え始めた。
「えーっとー、前も同じだった佐々木さんでしょ~?あとは~黒岩さん。んーっと山下くんと~」
そうやってる間にもう目の前には新しい教室が。
のんちゃんは手を使って思い出してるから、私がドアに手をかけた。