隣の席の姫野くん。
「あんたさー、
このみのこと好きなんでしょ?」
ふてくされていた思考は急停止。
こいつってデリカシーとかねぇのか?
普通こんなに直球で聞く?
「だ、だったらなんなんだよ!」
ほんと、嘘つけない性格直してぇ
こいつは俺がそうゆう性格だって知ってて聞いてんだな。
ほんっとに性格わりぃ
橋田は1つだけ椅子をひいて、足を組んで座った。
不覚にも少しどきっとしてしまう。
…所詮男だもんな俺
「協力してあげてもいいよ」
「は?」
俺が自己嫌悪に陥っている間に
橋田望は爆弾を投下した。