隣の席の姫野くん。
「…なによ」
橋田は足を組んだスタイルにさらに腕を組んだ。
頭が混乱してて働かねぇ
橋田が協力?
なにを?
俺と川瀬がくっつくのを?
「あのさぁ」
俺がおそるおそる口を開くと、案の定橋田は睨んできた。
「橋田って協力するようなタイプだっけ?」
ふとした疑問を問いかける。
冷静に考えて、こいつが俺のために協力するとは思えない。
だとするとなにか裏があるよな
「協力するとは言ったけど、応援するとは言ってない」
「はい?」
橋田は訳わかんねぇことをいい始めた。
「わかった。言い方変えるね。同盟結びましょう?」
「…………」
驚きすぎて声がでなかった。
「あの…詳しく…」