隣の席の姫野くん。




俺が弱々しくそう言うと橋田は、俺を睨みながら話始めた。




「私がこのみとの仲を取り持ってあげる。このみが嫌がったらやめるけど」



川瀬が嫌がったらやめるとかありなワケ?



それって同盟としてどうなんだよ。


同盟ってさ、第三者が理由で裏切るとかありなのか?




とか思ってると橋田が舌打ちしたので、今は話を聞くことに。




「応援はしないって言ったでしょ?このみは私にとって大切なの。それだけは覚えといて?」




にっこりと可愛すぎる笑顔で言われて、俺の顔はひきつった。



逆に怖いってその笑顔。



「さて…ここからが本題ね」




笑顔から一変


橋田は真剣な顔になった









「私、山下くんが好きなの」






















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