隣の席の姫野くん。
「ひーめのー!こーのみー!」
私が姫野と睨みあってると、のんちゃんが何か紙をもって走ってきた。
「のんちゃんなにそれ?」
姫野も同じことを思って眉間にしわをよせている。
「これは!座席表です!」
それを聞いて私と姫野の眉毛がぴくっと動いた。
え、まさか?
このパターンはまさか?
「姫野とこのみはまた隣でーす!」
「「うーそーだー!!!!!!」」
にこにこするのんちゃんと
頭をかかえる私と
右手で口元を押さえる姫野と
今年もまた去年と同じ。
落ち着く空間