隣の席の姫野くん。
人の夢
夏が暑いように
海が冷たいように
いつの間にかそれが当たり前だと思っていた。
あなたは私の隣にいて
私はあなたの隣にいて
もうそれが当たり前だった
もう一度だけ、隣にいるのが私になれたら
ちゃんと素直になれるのに
すべてのものは、儚くすぐに冷めてしまう。
それならいっそ、泣くことをやめてしまいたい。
消えたあなたを寂しく思う。
この儚い思いはなんだろう。