先生に恋した話~報われない恋心~
先生は後ろのロッカーの方にいって
作業をはじめる。
先生と二人っきりなんてはじめてだから
緊張する…。
私はそう思いながらも読書を続ける。
「なぁ?」
びくっ!
先生が急に話しかけたから
私はびっくりしてしまった。
私は後ろを向くと、
先生はロッカーの上に乗って
何かを貼っていた。
「ちょっと、萌衣。
これ押さえてて」
萌衣…。
私は下の名前で呼ばれたことに
ドキドキしながら先生の方に行き
先生の手伝いをする。
ドキドキ。
先生に聞こえてしまいそうな
私の鼓動。