先生に恋した話~報われない恋心~

30分くらいして校長先生の話が終わった。

そして、そこから20分弱他の先生たちが
話、始業式が終わった。

「三年から教室に戻ってください」

教頭先生の大きな声が体育館に響く。

「萌衣、行こっか」

私は頷いて小春の後に着いていく。

体育館の出口に近付くと
先生が立っているのが見えた。

なんだか気まずくて私は、
下を向いて歩く。

先生の横を通り過ぎようとしたとき、
小春と私は先生につかまる。

「ったくー、
お前らスカート短すぎ!
膝が隠れるくらいだろ?」

先生が腕組みをして私達のスカートを見る。

気がつくと他の人もつかまっていて
みんなスカートを長くしてから
体育館を出ている。

「えー、めんど!」

小春がそう言いながら
スカートを長くする。

「めんどいなんて言わないの!
ほら、萌衣も」

そう言って先生は私のスカートを指差す。
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