先生に恋した話~報われない恋心~
放課後。
小春は、塾があるため私ひとりで職員室に来た。
「安野先生…」
私は、先生の席を探す。
すると、
先生は私に気づいて職員室から出てきてくれた。
「どうした?」
え?
先生呼んだくせに
どうしたってヒドくない?
私が、ぷー!とほっぺをふくらませると
先生は、悪い悪いと笑った。
「覚えてるよ。
はい、DVD」
そう言って先生は、
DVDと一緒に本も渡してきた。
「え…?」
私は、驚いた顔をして先生の方を見る。