先生に恋した話~報われない恋心~
「前は、面接官三人だったらしいぞ。
得意な教科聞かれたり、将来の展望。
あとは、この高校にしかない魅力」
先生はそう言って紙にメモを取ってくれる。
「まだまだ時間はある。
諦めたら終わりだぞ?」
先生は、真剣な顔で私と小春を見る。
「これ、あげる」
そう言ってさっきのメモを私にくれた。
「お前らなら大丈夫。
俺が保証するから!
萌衣、そのメモコピーでもして小春に渡してね」
そう言うと、先生は教室を出る。