なめてんの?
今は、「ん?」っていうそっけない返事も愛おしくて…



声が聞けるだけでも、胸から何かが溢れ出そうだった。






介が好き、介が好き、介が好き…!






ずっと自分で気持ちを止めていたのかもしれない。






本当は溢れ出すこの気持ちにも、少しは気づいていた。






だけど、肯定するのが怖くて、ずっと違う、と思っていた。







だけど気持ちって、言葉にしなくちゃ伝わらない。






行動しなきゃ、始まらない!






介と栗田くんが出会って親友になれたのも、介が勇気ある行動をしたから…。






だから私も、気持ちを伝える! 行動する!!






「すっ……好き!!」





言えた…!






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