なめてんの?
「……」







「アホ。んじゃ、この定規でやっちゃいますか」







「きゃ~!!」







介は本当に三十センチの定規でバチバチバチと私の頭をたたく。







「この間違ったやつ全部、ノートに書き写せ。


それがイヤなら強制的に教え込ませる。


勉強ってのは体で覚えるもんだ」







「は、はい~!?」







「間違えば間違うだけ、お前の体に傷をつける。



その傷を見たら思い出せるようにな」







介はそう言うと悪い顔をして笑う。







「え…傷ってどうやってつけるの……?」







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