なめてんの?
―――






失恋ソング。







歌いながら沙彩のことを思ってしまった。






この歌のようにはなりたくない…。






大和もそんなことを思っているのか、いつもより表情が暗かった。






いても立ってもいられなくなってコーヒーを口に含んだその時―――





「ちょっといいかな…?」







「「え?」」





 


見た事のない男の人が一人、俺たちの部屋に入ってきた。







「僕、○×プロダクションの者なんだけど…時間、いいかな?」







「はい」





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