なめてんの?
答えたのは大和。


 





俺はただこの状況にビックリして何も言えなかった。







“○×プロダクション”っていうのは、


スゴく有名なミュージシャンがいっぱい所属している芸能事務所。







こんな俺だって、聞いたことくらいはある。

 






そんな人が、俺たちになんの話だ?








「さっき君たちの歌を聴かせてもらったんだけど、どうかな?


歌手になるつもりはない?」







「え…?」







「は?」







あまりに突然なことだった。俺でも分かった。





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