幸せならそれでいい
「お父さん出張なんだね」
聞かれてうなずく。
うん
三泊四日の出張。
お父さん
よかったね出張中で。
「留守だったから肩すかし。でもお母さんと桔梗に会えてよかった。明日帰るけど、ご飯一緒に食べよう。待ってる」
そう言って
私の頭を撫でて
お兄ちゃんは部屋を出てしまう。
私はそのまま
まだ泣き続け
気が付けば
お母さんに揺すられて目を覚ます。
夜の8時
大泣きして寝たから、目と頭が痛い。
「ご飯食べよう」
お母さんに言われ、もそもそと起き上がり暗がりのベッドの上に座り込む。
疲れた
すんごい疲労感。
あれもこれもそれも
夢だったかも。
「お兄ちゃん。下で待ってるよ」
夢じゃなかったんだ。
「お母さん」
「何?」
「お兄ちゃんが……あんなんなって驚いた?怒った?」
質問すると
「うん。ビックリした」
笑って返事する。
気持ちの大きなお母さん。
笑えるって不思議。
「でも、どんな形でも元気で生きてるし……それに感謝する。お兄ちゃんも桔梗も私の子供だから大丈夫」
そして
お母さんも私の頭を撫でる。
お兄ちゃんと撫で方が一緒。
『ご飯いらない』って宣言し
そのまま私はベッドにまた頭からもぐり込む。
どんだけ寝ても
この事実は変わらないのだろうか。
そう思うと
また泣けてきた。
聞かれてうなずく。
うん
三泊四日の出張。
お父さん
よかったね出張中で。
「留守だったから肩すかし。でもお母さんと桔梗に会えてよかった。明日帰るけど、ご飯一緒に食べよう。待ってる」
そう言って
私の頭を撫でて
お兄ちゃんは部屋を出てしまう。
私はそのまま
まだ泣き続け
気が付けば
お母さんに揺すられて目を覚ます。
夜の8時
大泣きして寝たから、目と頭が痛い。
「ご飯食べよう」
お母さんに言われ、もそもそと起き上がり暗がりのベッドの上に座り込む。
疲れた
すんごい疲労感。
あれもこれもそれも
夢だったかも。
「お兄ちゃん。下で待ってるよ」
夢じゃなかったんだ。
「お母さん」
「何?」
「お兄ちゃんが……あんなんなって驚いた?怒った?」
質問すると
「うん。ビックリした」
笑って返事する。
気持ちの大きなお母さん。
笑えるって不思議。
「でも、どんな形でも元気で生きてるし……それに感謝する。お兄ちゃんも桔梗も私の子供だから大丈夫」
そして
お母さんも私の頭を撫でる。
お兄ちゃんと撫で方が一緒。
『ご飯いらない』って宣言し
そのまま私はベッドにまた頭からもぐり込む。
どんだけ寝ても
この事実は変わらないのだろうか。
そう思うと
また泣けてきた。