【短】寮内ダーリン

どうして目、見れないんだろ。

ほんの一瞬合ったその瞳は、グレーだった。


「……で?」


「それだけ…です」


「あっそ」


閉まると思ったドア。

謎の男はじっとあたしを見て言った。


「なに?入れてほしい?」


クスっと笑いながら。


「……ち、違うっ!!」



とんでもない、問題児じゃん。

みっちゃんなんて相手になんないよっ。
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