鬼の子と男子生徒

「大丈夫だよ!朱鬼も闇鬼も俺が二人に酷いことしたときにはちゃーんと俺を殺すから♪」

ケラケラ笑う。

「・・・・分かった。受ける」

「うん!よろしく!えっと、まず、話だけ聞くから。検査は明日ね」

「・・・・分かった」

「それじゃ、まず、いつから力を持ってたか、覚えてたら答えて?」

二人に優しく聞く。

「海莉。答えられる?・・・・今回は嘘付かなくていいよ」

龍の言葉に海莉は頷いた。

「・・・・私・・・・が・・・・産まれたとき・・・・から」

「ふむふむ。黒真博士から聞かれたときはなんて答えたの?」

「・・・・私が・・・・気が付いたときには・・・・って」

成る程。

「・・・・今の質問。答えなきゃいけなかった?」

「いや、さっきのはただの興味だから♪」




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