鬼の子と男子生徒

「俺には出来ねぇってどうゆうことだよ?」

『そのまんまだよ。そ・の・ま・ん・ま。オマエに2人を傷つけずやるなんて無・理』

彼は胸の前で腕でバツを作る。

「・・・・て言うか・・・・お前、誰だよ」

『俺ぇ?俺はお前だ。夕輝、久し振り♪』

彼はヒラヒラと手を振る。

「・・・・俺、初めてな気がするんだけど・・・・」

『俺にとっては久し振りな・の♪』

にっこりと微笑む。

『あー・・・・でも、あん時、お前、死んでたからなぁー・・・・仕方ないのか♪』

「は?・・・・俺が?」

『そ♪お前が♪』

彼は笑みを浮かべた。


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