鬼の子と男子生徒
犯人みっーけ♪ ~月夜ニ踊ル犯人・上~
「・・・・はい。リスト・・・・だよ」
手渡される資料。
「・・・・そろそろ、心臓がなくなる頃かと思ってたから・・・・」
仕事が速くていつも助かっている。
「・・・・今日も・・・・遅い?」
心配そうにたずねてくる。
今日は早めに帰るようにすると言うと、
安心したように微笑んだ。
「・・・・気を付けてね。私、待ってるから」
俺は静かに頷くと、窓から星が輝く夜空に飛び出した。