鬼の子と男子生徒

「・・・・し、仕方なかったんだ!お前たちを養うくらいの金が足りなくて!「足りなかったら、人様から集めた金を勝手に奪ってもいいのか?え?どうなんだよ!?え!?」・・・・そ、それは・・・・」

言葉を被せて言う息子様。

それにたじろぐカス。

息子様の方が上だな。

「死神さん・・・・もういいよ・・・・こんなヤツ、父親でもなんでもない・・・・早く殺ってよ・・・・」

ポロポロ涙を流す依頼主様。

「・・・・分かりました。・・・・というわけで、遺言はそれだけで宜しいでしょうか?」

「い・・・・やだ・・・・やだ・・・・嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ」

嫌だを連呼するカス。

・・・・いや、カス様に失礼だ。

ゴミクズ様の方が無量大数倍マシだ。




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