鬼の子と男子生徒
「・・・・俺、我が儘な子供は大っ嫌いなんですけど・・・・あなたはどうです?依頼主様」
隣にいる依頼主様は冷たい目で、汚い物を見る目で足元のモノを見ていた。
「・・・・俺も・・・・我が儘な子供は大っ嫌いだ」
「ですよねぇ!ウザいですよねぇ!・・・・と、いうわけで、サヨウナラ(笑)」
「う・・・・ぇ・・・・?ぎゃばうぅぅぁぅ!!!!」
きらきら光る赤い液。
汚い悲鳴。
・・・・あとは、心臓が美味しければ良いんだけどなぁ・・・・。
「依頼主様ちょっと後ろを向いていただけませんか?」
「はい。・・・・もうひとつの方も・・・・御願いしますよ?」
「・・・・勿論ですよ」
依頼主様は後ろを向いた。
「・・・・失礼いたします・・・・よッと」
体の中に手を入れる。
ぐちょ・・・・ぐちゃ・・・・ねちょ・・・・。
「・・・・みーっけ♪・・・・はい♪もういいですよ♪次、行きましょうか♪」
微笑むとスタスタと歩き出した。
「あんた・・・・服・・・・。真っ赤だけど・・・・」
依頼主様は俺の服を指さして言った。
「あ?え?・・・・ホントですね・・・・。まぁ、脱げばいい話ですね」
俺が脱ぎ始めると、
「ちょ、おまっ、何やってんだよ!?」
「何って・・・・着替えるんですけど・・・・?」
「いや、場をわきまえろよ!?」
「大丈夫ですよ。下にももう一枚Tシャツを着てますから」
「・・・・あ・・・・そうですか・・・・」