鬼の子と男子生徒
「・・・・朱鬼ー!出来たぞー!」
料理を並べていく。
「はーい!ご飯っ!ご飯っ!」
朱鬼が席に着いた。
「わぁ!すごーい!」
今日の献立は
味噌汁
お浸し
野菜炒め
漬け物。
「夕輝ってホントに料理出来たんだね!」
「・・・・失礼な。途中で朱鬼、リビングで遊んでたから最後まで見なかったんだろ?」
「えへへ~」
朱鬼は照れながら言った。
「褒めてないけどな」
「いいじゃん。早く食べよ!」
「はいはい。いただきます」
「いただきまーす!」
朱鬼は勢いよく、飛びついた。
「ゆっくり、よく噛んで食べろよ?」
「ムグ。はーい!」
朱鬼は美味しそうに食べた。
どうやら、口にあったようだ。