鬼の子と男子生徒

俺は闇鬼に近づく。

「おい!夕輝!」

朱鬼が止める。

でも、俺は止まらない。

「・・・・闇鬼」

「・・・・?ナンダヨ?」

「・・・・違う。お前には話しかけてねぇよ。俺は闇鬼に話しかけている。・・・・闇鬼、出せ」

闇鬼に取り付いている陰を睨む。

「ッ!・・・・」

陰が少し縮こまった。

「・・・・ぅッ・・・・だ、誰だ・・・・?」

闇鬼が出てきた。

「・・・・お前が闇鬼か?」










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